UPKI Initiative メールマガジン Vol.17

━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2009/02/10 (Tue) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ UPKI Initiative メールマガジン Vol.17 ★
https://upki-portal.nii.ac.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┼──────────────────────────────────────────┼

■□ UPKIイニシアティブの事務局からのお知らせです □■

 1.【お知らせ】
第1回 大学ポータル・デベロッパーズ・ワークショップ
『CAS 3 によるシングルサインオン環境の実現』(2009/3/9-2009/3/10)

 2.【再度のご案内】
UPKIシンポジウム2009の開催について(2009/2/23)

 

┼──────────────────────────────────────────┼
1.第1回 大学ポータル・デベロッパーズ・ワークショップ
『CAS 3 によるシングルサインオン環境の実現』(2009/3/9-2009/3/10)
┼──────────────────────────────────────────┼

 名古屋大学情報連携基盤センターでは,2002年度から「大学ポータル」に関する研究
開発を行っており,その成果は「名古屋大学ポータル mynu.jp」の構築・運用に生かされ
ています.
大学ポータルの構築・運用には,技術的な面はもちろんのこと,組織的な面での連携も
必要になってくるため,各大学にとっては総合力が試される重要な課題です.

 本ワークショップでは,これまで培ってきた大学ポータルの構築・運用に関わる技術的・
組織的な面での知見・経験を盛り込んだ開発者向けワークショップを開催することで,各
大学における大学ポータルに関わる研究者・技術者の底辺を広げるとともに,大学の枠を
越えた「大学ポータル開発者コミュニティ」の形成を図ることを狙いとしております.

 今回は,ユーザ認証レベルでの連携において必須の技術である「シングルサインオン」
に焦点をあて,名古屋大学においてすでに4年にわたり運用している CAS (Central
Authentication Service) を取り上げます.

■開催概要

 開催日: 2009年3月9日(月) 午後1時 - 3月10日(火) 午後4時
場 所: 名古屋大学情報連携基盤センター 4F演習室
(地下鉄名城線「名古屋大学」駅下車,3番出口から徒歩1分)
主 催: 名古屋大学情報連携基盤センター
定 員: 20名
講 師: 内藤久資
(名古屋大学多元数理科学研究科・情報連携統括本部情報戦略室)
梶田将司
(名古屋大学情報連携基盤センター・情報連携統括本部情報戦略室)
参加費: 無料

■ 目標

JA-SIG の CAS (Central Authentication Service) を用いた大学におけるシングルサイン
オン環境の実現について,基礎から応用までをレクチャー形式・実習形式により学びます.

■ プログラム

(1) CAS 概要 (レクチャー形式) 13:00-15:00 (2時間)
- 名古屋大学での利用事例
- 具体的な CAS 化事例
- Webflow
- Java Servlet
- JSP
- Perl
- PHP
- PL/SQL
- 拡張利用例
- X.509 認証
- OpenID 認証

(2) CAS 3.x による実装 (実習形式) 15:30-17:30 (2時間)
- Maven 2 によるビルド
- mvn の基本的な使い方
- ログイン画面のカスタマイゼーション
- LDAP サーバを認証源にした場合

(3) ウェブアプリケーションの CAS 化 (実習形式) 9:00-12:00 (3時間)
- uPortal
- Sakai

(4) CAS 3 の機能拡張 (実習形式) 13:00-16:00 (3時間)
- X.509 認証
- OpenID 認証

■ 予備知識

1. Java プログラミング一般
- Java によるプログラミングについては基本的知識があるものとします.

2. Servlet プログラミング一般
- Java によるウェブアプリケーションの開発に関する基本的な知識はあ
るものとします.

3. CLI ベースでのリモート作業一般
- ssh で開発環境にアクセスし,Maven 2 による構築・配備を行っていた
だきます.

4. テキストエディタが持ち込み PC 上で利用できる
- 各自が持ち込む PC 上で利用可能なテキストエディタを準備してくださ
い.vi, emacs などのプログラミング指向のテキストエディタ,あるい
は eclipse 等の統合開発環境に付属しているエディタでも構いません.
- 当日は,Samba 等により仮想開発環境上のファイルをネットワーク経由
で編集する予定です.

■ 持参する必要があるもの

1. 無線LAN対応ノート型コンピュータ
- Windows, Linux, Mac 等,何でも構いませんが,普段ご利用のものをお
持ちになることを推奨します.

2. ssh が使える環境
- 持ち込み PC で ssh が使えることをご確認ください.
- Windows の場合は TTSSH, Cygwin などをあらかじめインストールしてく
ださい.
TTSSH: http://www.sakurachan.org/soft/teraterm-j/ttssh/
Cygwin: http://cygwin.com/

■ 参加申込

申込方法: 下記情報を ... at itc.nagoya-u.ac.jp まで
ご送付ください." at "を"@"に置き換えてください.

所属:
名前:

申込締切: 2009年2月20日(金)

■ 問い合わせ先

... at itc.nagoya-u.ac.jp
" at "を"@"に置き換えてください.

■ 参考文献

(1) JA-SIG CAS, http://www.ja-sig.org/products/cas/

(2)「CASによるセキュアな全学認証基盤の構築」, 名古屋大学情報連携基盤
センターニュース, Vol.4, No.3, pp. 179-187, 2005
http://www2.itc.nagoya-u.ac.jp/pub/pdf/pdf/vol04_03/179_187service02.pdf

(3)「大学における統一認証基盤としてのCASとその拡張'', 情報処理学会論文誌,
Vol. 47, No. 4, pp.1127-1135 (2006.04)

■ 関連情報

本ワークショップでも取り上げる Sakai に関しては,「第2回 Ja Sakai
カンファレンス」が2009年3月16日-17日に名古屋大学にて開催されます.
そちらも合わせてご参加いただければポータルアプリケーションの開発や運
用の理解が深まると思います.詳細は

http://bugs.ja-sakai.org/confluence/x/AQAo

をご参照ください.

■ 謝辞

本ワークショップは,国立情報学研究所の最先端学術情報基盤(CSI)事業の
一環として実施されています.

┼──────────────────────────────────────────┼
2.【再度のご案内】
UPKIシンポジウム2009の開催について(2009/2/23)
┼──────────────────────────────────────────┼

 このたび,UPKI(全国大学共同電子認証基盤)構築事業の3年間の成果と今後の展開を発表
する場として,下記のとおりシンポジウムを開催いたします.
業務ご多忙の時期かとは存じますが,是非とも皆さまのご参加をお待ちしております.

              記

 日 時:平成21年2月23日(月) 10:40-17:30

 場 所:一橋記念講堂 学術総合センター内
(東京都千代田区一ツ橋2-1-2)

 URL:http://www.nii.ac.jp/csi/upki/sympo2009/index.html
※Webからお申し込みください.

主な講演:
●招待講演(10:50-11:30)
Youngsuk Chi 氏 (Elsevier Vice Chairman)

    ●特別講演:「インターネット事業を取り巻く環境と展望」(13:30-14:00)
-IPv6やクラウド・コンピューティング,セキュリティ問題を巡って-
飯塚 久夫 氏 (NECビッグローブ(株)代表取締役執行役員社長)

    ●認証を用いた情報セキュリティ対策 (14:00-14:20)
●Shibbolethを用いたフェデレーション構築計画 (14:40-15:10)
●電子認証局の意義とサーバ証明書新プロジェクトの計画 (14:20-14:40)
●認証基盤を活用したコンテンツサービスの展開 (15:10-15:30)
ほか    

┼──────────────────────────────────────────┼

 ▼メールマガジンの解除手続きはこちら
以下のURLにアクセスし,解除処理を行ってください.
https://upki-portal.nii.ac.jp/docs/mail/subscriptions

※本メールを許可無く転載することを禁じます.

========================= ご意見・お問合わせ ================================
[お問合わせ] 国立情報学研究所 学術基盤推進部 基盤企画課 連携システムチーム
[E-mail]   ...
=============================================================================